中村すえこ監督の「記憶」上映会。

土曜日は、品川の横山ゆかり区議が主催の、映画「記憶」上映会に参加させていただきました。


この「記憶」は、中村すえこ監督が女子少年院で出会った少女たちの過去や現在地、また少年院を出院した後の状況を追うことで、彼女たちがどんな困難を抱えていて、どんな助けを必要としているのかを考えさせてくれるような内容になっています。


上映会にご参加くださっていた中村監督にお話を伺うと、

6年にわたり制作準備を重ねられ、少女たちとのやり取りを続けながら(今でも連絡をとっている少女も)作ったというこの映画「記憶」。


これを観た私の感想は、まずは、「この映画は、行政職員さんたちを含め、たくさんの人たちに観てもらわなければいけない!」というものでした。


少女たちが少年院に入ることとなった直接的な原因は様々ですが、

その大元の要因、そもそも彼女たちが人生においてどんな状況に置かれて来ていたのか、どんなことに悩んでその直接的な原因である犯罪へと進んで行ってしまうことになったのか、その彼女たちを支えるには、彼女たちの家族や親が必要としている助けやつながりというものにも想いを馳せる必要があるのだということを感じさせられました。

人生は、見ようによっては短く儚いものですが、

その中を必死に生きる一人ひとりにとってはとても長い道のりであるとも言えると思います。


例えば自分に自信が持てないままに、

例えば自分を気にかけてくれるたった一人の存在を得られないままに、

犯罪につながる行動に走ってしまい、少年院に入ったとしても、一年後にはそこから出て、社会に戻らなければなりません。

本当に大変なのは、そのあとです。


社会に戻って、自分が信頼のできる大人との関わりを深めて行けるか。

自分の自信を犯罪行為などで取り戻していくのではなくて、地道で地味な毎日のなかでそれを実現していけるか。

一番認めて欲しい存在(映画では、母親、が多かったです)に、自分の想いをわかってもらうことができるか。


そんなたくさんのハードルを、一つ一つ超えていかなければなりません。


たった一人でも、その頑張りを、その葛藤を、全て認めてくれる存在がいるかどうかで、彼女たちの孤立度は全く違ってくるように感じました。


難しいことに、これはしかし、見知らぬどこかの大人には、担えない役割でもあるかもしれないです。

彼女たちにとって、大切なのは、彼女たちが大切だと思う存在からの愛情や思いやり、出会ったりすることが映画を見て感じられたことでした。


ただ、そんな彼女たちの叫びを、悩みを、少しでもこうして共有していくことで、

もしかしたら社会の中で自分で意識をしないままに

「彼女たちの叫びを無視する存在」

になってしまっていないだろうか、と自省していくこともできます。


どうか、多くの方に、見ていただきたいです!


ちなみに、映画の最後に流れるのは、

PERSONZ の DEAR FRIENDS。

監督曰く、

この映画の趣旨をお伝えしたところ、ご厚意で主題歌として使わせていただけることになったということです。

JILLさんの「ひとりじゃないのよ」が、全ての女の子たちに届くといいな、届けなければいけないな、と、いち大人の一人として、改めて痛感した時間でした。


横山区議、運営の皆様、また中村監督、どうもありがとうございました!

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