多摩市「こたま」講演会へ。

岩永市議よりご案内をいただいて、多摩大学で開催された「こたま」講演会に伺いました。

講師の早稲田大学卯月教授はドイツへ博士課程留学をされて、帰国後に世田谷まちづくりセンター所長や早稲田大学「参加のデザイン研究所」所長を歴任されています。


昨日のお話のテーマはずばり

「子ども参画のまちづくり」

ドイツで行われているミニ・ミュンヘンという子どもたち主体のまちづくりの取り組みについて、実際どんなふうに子どもたちはその活動を通してまちづくりに関わっていくことができるのか、その取り組みが子どもたち自身や将来にもどう影響を与えているかというようなお話を伺いました。

ミニ・ミュンヘンは、「遊び=まちづくり」のイベントだそうです。(物凄い簡単な言葉に訳してしまい申し訳ありません)

子供だけが入場可能で、子供たちは受付をしてから4時間の仕事と4時間の学習の義務が発生します。

楽しい!ということがとっても重要だそうで、子どもたちは遊びの延長として学びや仕事に従事します。

学習のところでは例えば「喧嘩アカデミー」というのがあるそうで、これは子ども同士の喧嘩も多いことから相手への配慮の仕方などを学んで大きなトラブルに発展しないように喧嘩をする、という・・・なんていう前向きな発想なんだ、と驚きました。(喧嘩をするな!ではないんですね)


また、面白いのが仕事の部分。

仕事の種類も子供たちがそれぞれやりたいことや欲しいサービスを考えて生み出すそうで、

コックさん、運転手さん、花屋や店員さん、新聞記者、アナウンサー、先生、また警察官や市長などの仕事もあり、選挙まで行われているようです。

仕事をすれば、独自の通貨が手に入ります。

毎日仕事が用意されているものの、子供の数が多くなると失業者も生まれてしまうそうで、特に3週間開催されている中で途中参加の子どもは新しい職につくことが難しい・・・など、本当に実社会とリンクした状況がミニ・ミュンヘンでも起きているというから興味深いです。


「ミニ・ミュンヘン」の対象は小学生や中学生くらいの子供たちですが、その後、もう少し年齢が上がって参加ができる「子ども・青少年フォーラム」の方では、実際に本物の市長や市議会議員と一緒に政策論議を行う議会が開催されて、半年間の間、子供たちの実現したいことで採択されたものについてはどうしたら実現できるかを「義理の父・母」として市議会議員がアドバイスをしながら実現を目指していくということでした。


なんという、距離の近さ!

政治や行政と、市民の距離がとても近くて、

まちづくりというものがどこか遠い会議の中で決められるのではなくて、

子どもたちが道を歩いていたり生活をしている中で「こうなったらいいのにな」という想いから作られる制度がきちんと作られてきたのだということがわかりました。



例えば、公園の中で思いっきり遊ぶ主体である子どもたち。

例えば、学校の中で毎日の時間の大半を過ごして人生の土台を作っていく子どもたち。

そんな子どもたち発信の政策が生まれる仕組みづくりは、

日本でももっともっと取り入れられていくべきなのだと思いました。


ちなみに「こたま」さんの取り組みはもちろん多摩市で、

また卯月先生が関わられているミニ・ミュンヘンのミニ国内版として高知などでも数日間のプログラムとしてスタートしているそうです。素晴らしいですね!


子どもの発想や力をまちづくりに活かす、という趣旨の取り組みは

例えばコヂカラ・ニッポンなど国内で進めている民間団体もありますね。


ぜひそれぞれの地域の中でこういった取り組みが盛り上がっていけるといいと思います!

質疑で出ておりましたが、今はコロナで大変このようなイベントが開催するのが難しいというのも子どもたちにとって大変な機会の損失となってしまっているのかもしれません。

1日も早く、イベントが開催できるようにしたいものです。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。