#いつかリアルで。ビッグサイトでの展示会に関する質疑を奥澤都議が行いました

本日は経済港湾委員会。

奥澤都議が多岐にわたる質疑を行いましたが、

その中でも特出しして解説させていただきたいのが、ビッグサイトに関わる質疑の部分です。


ビッグサイトがオリパラ大会開催の予定に伴い、本来なら2020年夏まで、そして延期により現状は2021年夏まで東展示場と新東展示場が使えない、という事態が生じています。

これについてはコロナ以前から展示会関係者や利用者などから様々なお声を伺っていましたが、使えない東展示場と新東展示場は大きな面積を占有しており、使える状態で残っている西展示場と南展示場だけではなかなか「すべての展示場を使う想定での展示会」を行うことができないということが課題となっていました。かの有名なコミケもこの種の展示会のひとつです。


コミケは今年、「エアコミケ」という形でTwitterなどでグッズや同人誌の購入が可能になったり、あたかもコミケに行っているかのようにコスプレイヤーが写真を投稿するなどして「この火を絶やさない」想いが繋がり、盛り上がりを見せていました。

けれども、やはりエアとリアルは違いもある、ということから、その盛り上がりと共に、「いつかリアルで」という想いもまた高まって行った部分があるのではないでしょうか。様々な文化イベント等に共通することかもしれませんが、やはり、現場に行って全身で体感することができるイベントと、コンテンツとして視聴などをするオンラインイベントでは、趣は異なります。それぞれの良さがあることも事実ですが、実際エアコミケも参加ツイート数などを見るとリアルコミケを凌駕するところにまでは至っていません。


そしてコミケに限らず、本年、コロナのことで展示会業界全体に大変大きなダメージが加わりました。

開催できるビッグサイトという場所の利用可能エリアが限定的になってしまっているのみならず、そもそも展示会を通常通りに開いて客に足を運んでもらうということが致命的に困難になってしまっている現状があります。

もし、展示会を開催するとしても、ガイドラインに即して様々な感染防止対策、また入場規制(人数規制)などを施さなければならないということに加え、実際に開催した場合にどれほどの来場者を見込むことができるのかも不透明な状況です。

出展者も、従来通りには見込めない可能性が高いのは、地方都市との往来も推奨されていない企業等も多いからです。


こんな状況ですが、展示会は「リアルで」「たくさんの出展者や利用者が集まって」「目の前でサービスや商品を見ることができる」多様な価値に出会うことができる場として、やはりオンラインでは代替することのできない存在意義を持つことは確実です。


そのため、現在の課題を踏まえた上で、

今後は展示会がまた従来のように開いていけるようになるために、都としてぜひ支援をしていただきたいという趣旨で奥澤都議から質疑を行いました。


中小企業にとどまらず、フリーランスの方向けにも、産業労働局は販路開拓支援を行っています。コロナの関係からスタートした支援ではオンラインのマッチング商談会を実施するなどの取り組みも予定しているということです。


が、やはり「リアルで」「目の前で」「対面で」

現物や実際のサービス、商品を手に取りながら、その価値を確かめることができる展示会がまた開いていけるようになるための支援を、何より東京都には手厚く取り組んでいただきたいと考える次第です。


奥澤都議の質疑は他にも重要な質疑や指摘が盛り沢山でしたが、今回は特にこちらを取り上げてみました。


以下、奥澤都議の発言の該当部分です。ご参考までに、ご興味のある方はお読みください!


Q26.さて、少し話題を変えてビッグサイトの運営についてお聞きします。ビッグサイトは2020年11月末までオリパラ開催時の放送センターとして予定されていたことから、工事が始まった2019年4月から東展示場と新東展示場が使えずに展示会が開ける会場が限定的になっています。オリパラ延期に伴い、この限定的になる期間がさらに1年延び、2021年11月末まで開けなくなると言うことがさらに1兆5000億の損害につながると言う事業者からの訴えがあります。このオリパラに関連する事情に加え、本年はコロナにより開催予定だった西展示棟・南展示棟での展示会も中止などが相次いでおり、そもそもコロナ以前のように展示会が開催されていない状況と聞いています。そこで、まず、東京ビッグサイト展示場やそこで開催される展示会を取り巻く現在の状況や課題について伺います。

A26.

・東京ビッグサイトでは、東京2020大会の延期に伴い、利用が制限される期間が延長されるため、現在、1つでも多くの催事が開催できるよう、別の日程を提示するなどの調整を進めている

・多くの催事が中止となった上半期から、直近の10月では前年度比で利用率が約4割まで回復していたが、依然として感染症が展示会の開催に影響を及ぼしている

Q27.大変厳しい実情が浮かび上がってきました。関連産業の落ち込みは免れない状況でありますが、中にはオンライン開催を試みるイベントなどもあり、今年はコミケもオンラインとして開催していました。ですが、オンラインで代替することができないこと、あるいは感じられない熱気なども多く、やはり対面での開催を求める声も多数届いています。やはり都に求められるのは、リアルな展示会を少しでもコロナ以前のように戻していけるように、しっかり感染防止対策や検査体制強化を行うことだということも忘れてはならないということです。そのうえで、今できることとして、展示会を開催使用という方々に対する感染防止対策の支援やオンラインだとしても販路開拓を支援していくこともまた重要です。そこで、従来のような展示会開催への支援や中小企業の販路開拓への支援という観点から、都として今後どのように取り組むのか伺います。

A27.

・都は、感染症の影響により受注が減少している中小企業の団体やグループ等が、展示会の開催など販路開拓に向けた取組を行う場合に、必要となる費用の最大5分の4を補助している

・また、展示会の中止などにより影響を受けている中小企業に新たな商談機会を提供するため、オンラインによるマッチング商談会を新たに実施する予定であり、こうした取組により中小企業の販路開拓を着実に支援していく

 今のご答弁を聞くと、やはりこれまでのような展示会へと少しでも歩みを進めていくことについては、まだ踏み出せない、そういった考えがにじみ出ているように思います。別の分野ではありますが、スポーツにおいて観客を増やす中での感染リスク低減を目指す取組があります。たしかにバッシングもありましたが、どうしたら開催ができるのか事業者と一緒に考えていくことが、本当の意味での寄り添った支援だと思いますし、行政にしかできないことだと私は考えます。是非、案連事業者との対話を続けていただきたいと申し述べておきます。

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