都市整備委員会。新宿西口はユニバーサルデザインの視点を、南多摩尾根幹線は環境や地域住民の希望へ配慮を。

昨日は都市整備委員会で第四回定例会に先立ち、陳情・請願審査と報告事案の審議がありました。

報告事案は、都市計画審議会からの報告として、新宿西口都市計画の素案や地元の南多摩尾根幹線の計画事業がありました。私からは主にこの二つの事案について質疑を行いました。


新宿西口都市計画素案は、簡単にいうと都市再生特別地区(よく特区と呼ばれますね)に指定される新宿西口駅周辺地域において、従来なら認められていない建物の容積率を容認する代わりに、東京都が一体のまちづくりや持続可能性、防災機能の向上などの観点からも都市計画策定に参画し事業者と連携して取り組むとされているものです。

国内でも屈指のターミナル駅として、

さらに国際競争力をアップさせるためにも新宿駅を中心とした回遊性(歩行者などが歩き回りやすい、移動しやすい環境)や滞留空間(歩行者などが足を止め、一時留まることができるスペース)の必要性は誰もが認めるところです。


私からは、それに加え、「ユニバーサルデザイン」→子供や家族連れ、障害のある方や高齢者なども含めて、全ての方にとって移動や利用にハードルを感じない新宿駅となるためにこの計画素案からどのように東京都は肉付けをして行っていただけるのか、という点と、「温暖化対策」→省エネや面的なエネルギー利用に向けた取り組みについて伺いました。


新宿駅は複数電鉄が入り大変複雑な構造で、例えばベビーカーを使う子育て中の世帯や階段の上り下りに不安がある高齢者などからはあえて乗り換えは違うルートを考える、などのお話も伺っていました。京王線と小田急線、からJRや地下鉄へと乗り換える際に、もしくは乗り換えがなくても新宿駅を利用する際にはそのようにどんな方でも利用しやすい、できれば「利用を避ける」ことがないようなターミナル駅へと変化を遂げてほしいと願います。


温暖化対策については他の方からも複数質疑がありました。

皆さん同じく、「2050年co2ゼロやゼロエミッション東京は、どのように実現していくのか」という観点をお持ちでした。実際に年々最新技術が生み出されていくところで徐々に低炭素、二酸化炭素排出ゼロ、再生可能エネルギー利用や自然エネルギーを活用することが求められますが、それには企業や事業者の体力を損なわないような努力やそのための公共事業の継続なども必要とされることもあり、都としてもただ手をこまねいて見ているだけではいけません。


新宿西口都市計画素案に関しては、こちらがわかりやすい資料になっています。

i�������������x�w��M������2�W_0����s�� ;��;�`�uG�V��R����-@_oc�@�7�����?�L���N=u`�t�;j+�ٿ���k����tB��iQ�-Q��u G�i�ѠE=���>�B�SA�Q�G�8o�Rg,���m�$�-S��qަ�G�8e~R�����P%PIt~�"?�.G�g�%�&F��R���F�T��V�$���jd��Z4�&[Z�RViR��i��.����&o������OV~Yxlo��@_S9�����b/(`��/��q�A:`p ���S`��x3� ��@�,ZT!�U����.��;�=�������������|�����O[���^`� �; {���-\��Ok�z��D��9PP�f���_��Z����A�-�i/�Y�S&�<��.�a�UP`S��E��ME�9��6~���ۄA����n�' N�}�7��{t�_c}(K� 7-�a�����5�ѨS�Z�G�����%t0 �JT����i�6�����淖%�#�Ȁ�6�xCL؍eF���o��+�q\XjR��0�����\����~������7�+a��Y�����8s1:z{�`�(^s�Yn8O�?��rIPm�Ow�u6��/L�Ʒsf_��g mn��&0Pv���e�~d:�Ԙ̚�b��J)_� ��5)�r[� >��bAJ�Z�V�Ӡ�&�94nS�6L�x���{�9��Z��z����Q��`J���l��L���k�SP��j�g�����{ Ҏ%˭�cH�����RG'���\�c*�t�%�'�Q��TRV��bz��*f`oَD%�_��C��.Y/���+~���tLM�I�8ݳ�����xO �0) Ѕ�r�C^�9����z�0w����n��*�?����w��t�7 �����w\���U߃i��iKT�79����;ֲo��(���X���zP�Ņy%h�d��E�-���H�Un���@Lԍ��n(�)�Ku�]&e��� �E�P��֮%�N� ��׆

www.kantei.go.jp

また、南多摩尾根幹線はこれまでも地元でも意見を伺い、そして東京都にも都度都度ご説明をいただきながら追いかけてきた計画事業でした。

基本的な計画は慢性的な渋滞の緩和に向け、拡幅工事を行うというものですが、その工事自体も計画当初の掘割式(深く地面を掘った形での工事)ではなく平面式での事業ということに変更がなされています。


地元で視察させていただいた、連光寺の湿地帯の生物多様性の保全について、

また尾根幹線沿道への環境の影響についてや、

道路と歩道とは別に自転車専用レーンを設けることについてなど、

これまで地域住民の方からご心配いただいていたことを中心に質疑を行いました。


もともと、湿地帯の近くを通るという計画案が、今回環境影響評価の結果も受けて大きく迂回しさらに生態系への影響などが少なくなるよう配慮されていること、

沿道への騒音対策として遮音壁などの設置が検討されていること、

またこれから実際に工事が始まり万が一トンネル部分に地下水流入などが確認された場合にしっかりと対応を行っていただけることを確認しました。


地元への住民説明会なども引き続き丁寧に行っていっていただけるということです。

地域にとって大きな大動脈となるばかりでなく、

その沿道の暮らしや賑わいにも貢献していただける道路となっていくことを望むばかりです。


最後にこちらも全文を記しておきます。

ご興味のある方は、最後までご覧くださいませ。


都市計画審議会、新宿駅西口地区の都市計画素案について

私の地元の多摩市稲城市から利用される方も大変多い新宿駅西口地区の都市計画素案に関しまして、2点だけ伺わせていただきたいと思います。

こちらは計画素案を見てみますと、国家戦略特区として規制緩和やその他必要な施策を展開することにより国際的な中枢業務・勾留機能を担う拠点を形成するということを目指し、利便性の向上や防災機能の充実も含めてユニバーサルデザインに配慮したターミナル駅の形成を行っていくということが期待されます。

兼ねてから京王線や小田急線を活用し新宿駅で銀座線や大江戸線またはJ Rに乗り換えをするという場合に、車椅子を利用されている方、またベビーカーを利用している方や小さな幼児を連れて移動される方を筆頭に、駅構内の移動が階段や段差も多く、やや複雑に入り組んでいることもあり課題があるということを伺ってまいりました。あえて新宿駅は通らずに済むように乗り換えの方法を考えるという話や、通る場合はベビーカーをなるべく使わないようにするという話を伺ったこともあり、今後は高齢者や障害者・子育て中の方や子どもなども含め全ての人にとって移動や利用にハードルを感じないエリアとなるよう、本計画素案の今後に期待をするものです。そこで、

Q1.ユニバーサルデザインに配慮したターミナル駅の形成、また利便性の向上について、立体的な歩行者ネットワークの充実強化について、本計画において重点的に課題を解消すべきと考えるが、本計画における取り組みについて伺う。

•  平成30年に都と新宿区が策定した「新宿の拠点再整備方針」では、わかりやすく人に優しいグランドターミナルを整えることを目的として、ユニバーサルデザインで段差のないターミナルを整備

•  本地区では、このような上位計画を踏まえ、バリアフリーにも配慮しながら、重層的な歩行者ネットワークを構築し、乗換動線の円滑化により、利便性及び快適性を向上

•  具体的には、地下1階と1階の交通広場の整備により、見通しの良い乗換空間を実現するほか、歩行者動線の結節点等において、地下・地上・デッキレベルをつなぐエレベーター及びエスカレーターなどと、吹き抜け空間が一体化したわかりやすい縦動線を整備することなどにより、視認性を向上

•  また、2階や3階レベルにおいて、周辺開発と連携して東西・南北をつなぐ誰にでも歩きやすい歩行者ネットワークを整備するなど、地区全体の回遊性を向上

•  さらに、新宿駅西口駐車場の駅至近の位置にバリアフリー乗降場を整備するとしており、運用に当たっては、移動制約者が優先的に利用できるよう検討

ユニバーサルデザインとは、高齢者や子ども、子育て中の家族などに加え、例えば視覚障害者や聴覚障害者、また色覚障害者や発達障害、自閉スペクトラム症なども含め、様々な音や光に対して特別な感覚のある方も含めて全ての人にとって使いやすい、過ごしやすいデザインを目指すことであると考えます。本プロジェクトをはじめ、新宿グランドターミナル全体が、多様な主体についてより使いやすい、過ごしやすいエリアとなるように、今後も取り組んでいくことを望みます。

次に地球温暖化対策について伺います。都の掲げるゼロエミッション東京、また国の目指す2050年のCo2排出ゼロ実現に向けて、都として都市計画の策定にあたっては複数の事業者との連携の上で地区・街区レベルでエネルギーの面的利用の推進を目指すことなど、都市のエネルギー環境の改善を図るため都としての役割を果たしていくことなども期待されます。こちらの計画素案を見させて頂きますと、電気の面的ネットワークの新たな構築についても隣接する西口都市計画駐車場や小田急エースも含めて機器集約やデマンド監視・制御を実施するということで、ぜひさらなる周辺地域への拡張の可能性についても積極的にご検討いただきたいと思います。

その上でお聞きしますが、

Q2.地球温暖化対策について、環境負荷低減に向け省エネルギーや再生可能エネルギー活用に取り組むとされているが、エネルギー分析に利用するBEMSなど・最先端の設備・技術、再生可能エネルギー、太陽光発電などの活用によるゼロエミッション東京の実現に向けた見解を伺う。

A2

•  都市再生特別地区の活用に当たっては、最先端の環境技術を導入して、建物の熱負荷に対する性能や設備の省エネルギー性能などを最高水準にすることを、制度適用の条件

•  本地区では、外装の工夫による日射遮蔽、高効率な設備機器等の導入、BEMSを利用したエネルギー消費量の最適化などにより、環境負荷を低減

•  また、このような省エネ性能の確保に加えて、地域冷暖房による熱の効率的な利用を図るとともに、面的な電気のネットワークを新たに構築し、本地区周辺における電力負荷のピークカットを行うほか、太陽光発電の拡充や再生可能エネルギーの電力利用の推進等についても検討し、さらなるCO2削減に努めることにより、ゼロエミッション東京の実現に向けた取組を実施


設計段階や竣工の後も事業者に確認していくということを、新型コロナの影響などで経常赤字が出る中で企業等に様々な影響が出始めている中、設備投資や環境負荷の低減に向けた取り組みへの影響についても懸念される部分がありましたが、ぜひ都としてもこういったことを積極的に確認していって頂きたいとお願いし、次の質問に移ります。


次に、南多摩尾根幹線について伺います。

Q1.掘割式からの計画の変更に伴い、地元市民からは環境、騒音、大気について懸念する声も上がっておりました。環境の評価についての都の見解を伺います。

A.

・環境影響評価において、地表式の区間では7項目の予測・評価を実施

・例えば、大気汚染の項目では沿道から車道までの離隔の確保、騒音・振動の項目では一部区間に遮音壁の設置など、それぞれ環境保全措置を講じる

・いずれの評価項目においても、環境基準等の評価の指標を満足し、本事業が周辺環境に与える影響は少ないと考えられ、都市計画を変更する上で支障ないと判断

特に沿道周辺の住民の方々からは騒音や大気についてのご心配の声が上がっていたわけですが、環境影響評価を行った上で一部の区間には遮音壁の設置を行うことや、車道を中心部分に設定していくことで沿道までの距離を取る形で計画を進めていっていただけるということです。この尾根幹線沿道沿いを含めて、多摩ニュータウンの再生、活性化をどのように進めていこうかということをまさに今、多摩市における多摩ニュータウン再生推進会議で進めていることもあり、多摩ニュータウンの住民の皆様、また沿道周辺の住民の皆様のご意見をよくよく伺いながら、整備計画を進めていって頂きたいと思います。また、今車道を中央側にすることで沿道までの距離を取るというお話があったんですが、例えば尾根幹線は2020大会の自転車ロードレースのコースになるなど、また普段からもロードレース愛好家の方達の好むコースとなっていることもあり、今後の整備計画にあたっては自転車レーンの整備についての期待も大きく、これは具体的に計画策定後の建設局さんの方での設計になるかと思いますが、歩行者と自転車それぞれが交わらない形で通行・走行が可能となるよう、ぜひ取り組んでいただきたいということを申し上げさせて頂きます。

次に近隣の湿地帯の生態系への影響についてです。この尾根幹線のもともと計画されていたルートでは希少な貝類の生息する湿地帯の近くを通るということから、地域住民から本計画への懸念の声が届いておりました。この地域は東京都の里山保全地域として指定されておりまして、私も長靴をはいて湿地の中へご案内いただいたことがあるのですが、実はこの湿地帯は希少な貝類に限らず、平家蛍やホトケドジョウ、また希少な植物なども含めて大変貴重な生物多様性が認められている地域でもあり、わずかなりともその生態系への影響がないように、というのは地域の住民の強い願いでもありました。

Q2.希少な貝類の生息する地域への影響が大きく及ばないよう、計画内容を一部変更した点について、変更後に想定される影響について伺う。また、工事を進める中で地下水流入などがあった場合にどのような手続きで対応をしていくか伺う。

A.

・湿地の直下に規定都市計画のルートが位置していることから、湿地の南側を通過するルートと比較検討を行い、環境への影響や事業費などの面で優れている南側ルートに変更

・トンネル構造およびその周辺については、「地盤」「水循環」および「生物・生態系」の項目において、環境影響評価を行っており、いずれの評価項目においても、評価の指標を満足することから、本事業が周辺環境に与える影響は少ないと考えられる。

・工事の施工中には、湿地の流量および湿地周辺の地下水位をモニタリングする。合わせて、植生図を作成し、生息・生育環境および陸水域生態系の変化の有無を把握する。また、掘削工事によるトンネル坑内への地下水の流入が多い場合には、止水対策を講じる。

今後、実際に掘削工事を行われる際に起きる様々な影響やそれについての対応についても、ぜひ慎重かつ丁寧に取り組んで行って頂きたいと思います。

最後に、

Q3.地域住民への説明や意見交換については今後も丁寧な取り組みが必要。これまでの取り組みと、今後の方向性について伺い、私の質問を終わります。

A.

・南多摩尾根幹線の早期整備を進めるため、道路構造の基本的な考え方や今後の進め方を定めた整備方針を平成27年2月に公表し、説明会とオープンハウスを開催

・今回の事業予定区間については、令和元年8月に都市計画素案および特例環境配慮書の説明会とオープンハウスを開催し、令和2年9月には計画策定に関するオープンハウスを開催。図面やパンフレット等を用いて丁寧な説明に努めてきた。

・説明会等において、質疑応答を行うとともに、その後も電話等において個別に対応

・今後も、事業概要説明会や用地説明会等を開催し、地権者をはじめ地域の方々に対して、わかりやすく丁寧な説明に努めていく。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。