都立病院のコロナ専門病院化にあたり、妊産婦等への支援を早急に行うべき

都立広尾病院、公社豊島病院、荏原病院の3病院を、新型コロナウイルスの新規陽性者の入院先として専門的に取り組むものとするという発表がありました。


これに伴い広尾病院は全ての入院・診療を休止、

豊島と荏原は周産期と精神などを除き全ての入院・診療を休止とされています。

いわゆるコロナ専門病院は東京都ではすでに元府中療育センターに新たに建てられているものや東海大附属東京病院で取り組んでいただいているものがありましたが、今回東京都の行政的医療の最重要拠点の一つである広尾病院をはじめ、都立公社の三病院がコロナ専用病院となるということに大変な医療逼迫の危機感を感じざるを得ません。


広尾病院は救急患者受け入れが1日平均48.7件(令和元年度)、年間では17810件にも上ります。

分野としては小児科や産科の救急実績も多く、

また地域としては23区の他に島嶼部からの受け入れも多い病院です。


現在通院中・また入院中の妊産婦なども含め、今後は違う病院への転院を余儀なくされると思いますが、出産を間近に控えた妊婦の転院には大変な経済的負担や心労がかかることも想定され、都として徹底的なサポートを行うべきです。


さらに、現在通院・入院などはしていない場合でも、もし地域のクリニックなどで出産を予定したいたけれども突然母体や胎児の状況が変わり、高度な医療措置を必要として本来なら広尾などの周産期医療にかかることを必要とする妊産婦さんや、現在様々な事情から妊産婦として都内に訪れていたが急に産気づいたというような都内における未受診妊婦さんなどについても、今後並々ならぬ最新の配慮を持って対応していく必要があります。


こう書いてみながらも、

妊産婦さんや新生児以外にも、外科や内科を含め、緊急かつ重大な疾患の治療のために搬送・通院される患者の方が大変多い都立・公社病院が、この度コロナ専門病院となるということは、大変な医療の逼迫状況を表していると感じています。

今回、コロナの受け入れ患者は都立病院で1100床から1700床へ増やすということですが、

それにより広尾だけでも1日350の救急患者、730の外来患者の受け入れがストップされてしまうということになります。荏原、豊島での受け入れストップもカウントすると、この状況は大変厳しいと言わざるを得ません。


昨年4月から要望している宿泊療養施設の小・中規模のものも含めた地域の中での設置支援や、

宿泊療養施設のオペレーション、または保健所への民間人材の活用など訴えを続けてきていますが、まだまだ取り組まれていないもの、進みが大変のろいものも多く、一方で大変痛みを伴う政策が実行されていくことに自分としては忸怩たる思いがあります。


せめて、その痛みが少しでも緩和されるよう、重大な疾患のある患者や妊産婦への支援を求めてゆきたいと思います。


引き続き、皆様からのご意見をお待ちしております。


斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。