東京都におけるジェンダーギャップについて考える

先日の組織委員会の森会長の発言が連日メディア等でも取り上げられておりますが、ちょうど一昨日の日曜日、サンデーみらいTVで3名でジェンダーの問題について取り上げて話をすることができました。


その時の、動画はこちら。 

さて、私個人の意見を述べさせていただきますが、東京都にも日本社会にもジェンダーギャップはまだまだ存在していると感じています。


その存在はしかも根深いだけではなく幅も広く、さらにジェンダー以外のギャップとも絡み合い、同じジェンダーの中でも様々なギャップが生じているという構造もあり、大変複雑化している部分もあると思います。


そんな中で、森会長の発言それ自体についてどう思うかと言われれば、

大変残念で時代錯誤的であり、本来オリパラ組織委員会の会長として、決して公的に為されるべき発言ではなかったと考えています。


ただし、この発言それ自体に関してはその後正式な謝罪と撤回があったということから、取り立ててその進退などの正当性のみを議論し続けることにも意義を感じていない部分があります。


というのは、ジェンダーギャップについては、そのギャップの元となる思想や考え方を持つ人物を発見し追求していくことではなく、ギャップを生じさせてしまっている制度や仕組みを是正していくことで解決していく必要があると考えるからです。


例えば、東京都においては、女性管理職や部局によっては女性職員が少ないという現状があります。

昨年の公営企業委員会でも繰り返し質疑をしましたが、バスの運転手の女性採用状況が大変少ないということや、女性にとってそもそも働きやすい環境ではないかもしれないことが女性の応募が少ないことにつながっているという現状も見えてきました。

女性管理職については、登用試験を育休中でも受けられるように制度改正はしているものの、試験を受ける方は部局によっては0のまま。それは試験をうけることができるようにはなったとしても、管理職として働き続けることそれ自体が、育児との両立が難しいというそもそもの働き方の課題があります。


育児や家事との両立で言うと、働く女性の家事時間は男性の2倍以上、と言うことが昨年の男女共同参画白書から分かってきています。

まさに、女性は「仕事も育児も家事も」全てを担わなければならない、と、これが女性活躍でしょうか、と首を傾げたくなってしまう数字です。

これについてはずっと取り組んでいる森澤都議も、いかに男性の家事育児参画を進めていくか、そのために育休取得の推進のみならず家庭における男性の活躍を推進していくことが何より必要であると常日頃から発信を続けています。


私の方からは、ジェンダーギャップの主なものとして特に東京都で特有なものは都立学校の男女別定員の入学試験制度を挙げます。

都立に限らず、私立も含めて、男女別の定員制が設けられていることにより、学校によっては「合格基準点が、女子の方が男子よりもかなり高い」と言うような事態が生じてしまっていることがあります。

例えば、男子であれば120点で合格できるところが、女子は170点が合格最低点。

もしもそんな状況が起きているとすれば、それは女子にとっての学びや成長、その後の人生における活躍を阻害していることになるのではないでしょうか。


また、東京都の学校における適切な性教育の実施に向けては都教委に新たにガイドラインを改訂していただいたこともありましたが、特に女子生徒にとって「自らの人生を自分で選択する」最初の一歩とも言うべきものがこの性教育でもあります。また、男子生徒にとっては「自らの行動で相手の人生を左右しないように」相手を尊重する、配慮するための最初の一歩が性教育です。性教育のその先には、適切な避妊具の使用や取得が行えるよう、適切な支援を行っていくべきです。


女性の活躍のあり方や、人生のあり方について、特段意識の一本化をする必要は全くなく、全ての女性がその人らしく、様々な選択をとっていくことができるような社会を実現していくことが求められます。


例えば、

子供を産んで、育てながらも大学に通いたい。

とか、

子供を育てながら、キャリアを積み、将来管理職を目指したい。

や、

子供は持たないで、自分の仕事と暮らしを精一杯頑張りたい。

など、どんな選択をとったとしても、「それでは一人で頑張ってください」「ご家族で頑張ってください」ではなくて、家族のみならず地域や社会・会社や所属先などからも十分に理解され、サポートされる体制がとられているかどうか。

そこに、ジェンダーギャップの解消の芽があるかどうかが隠されています。


今回、ついに!ジェンダーギャップ解消を何よりも最優先の政策として取り組む森澤都議が、無所属東京みらいの幹事長に就任することになりました。


女性、とか、男性、とか言うのを通り越して、


森澤都議こそジェンダーギャップの解決に向けて誰よりも力強く取り組んできた一人ですので、両手をあげて賛成しました。


新生、無所属東京みらいを、どうぞよろしくお願いします。




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