再エネの活用を広げていくために、私たちにできること。

都議会開催中ですが、本日は大切なエネルギーについてのブログを書きます。(今週はほぼ毎日議会に缶詰で電話やメールの返信もままならない状態でした・・一般質問に奥澤都議が立ちました!その顛末のあれこれについては、奥澤都議のブログの更新をお待ちください。)


さて、エネルギーといえば。


菅総理は所信表明で、「2050年に温室効果ガス排出ゼロ」を宣言しました。

これはカーボンニュートラル、つまり「排出してしまうCo2を全くのゼロにすることは難しいけれども、排出した分を吸収・除去することで、プラスマイナスゼロ、実質ゼロにしましょう」ということを目指しています。

Co2の排出を削減するには、例えばガソリンを使用して排気ガスを排出してしまう自動車を電気自動車に変えることも大変有効、ということで、本年度は東京都にも電気自動車や水素をエネルギーとして走行する自動車への新規補助予算も複数計上されています。

また、Co2を吸収するには例えば計画的な植林で緑を増やしていくことも有効です。

技術の力で、大気中のCo2を回収して貯留するシステムなども開発が進められており、「排出削減」と「排出されたものを吸収・除去」の両輪で、2050年までに実質ゼロを目指しましょう!というのが、今の国や自治体での明確な共通目標となったわけです。


そんな東京都でも、知事は本年1月27日に2030年までに温室効果ガスを50%削減する「カーボンハーフ宣言」を発出するなど、取り組みの強化への意欲を見せています。

この中ではCo2を半減させることに加え、

再エネ電力の利用割合を50%まで高めていくことを表明されています。

こういったことにも合わせて、既に脱炭素社会の実現に向けてさまざまな計画や事業が既に動き始めていますが、そもそもいまだに国内のエネルギー自給率は大変低いです。


日本全体で、発電され供給されている電力の電源構成は2019年度で、

石炭32%(co2排出あり)

天然ガス37%(co2排出あり)

再エネ18%

原子力6%

と、再エネ活用比率はわずか18%にとどまっています。

そしてそもそもこの中で、海外から輸入している燃料が多く国内でエネルギーを自給できていない・・・というのが現状です。


再エネや水力、原子力、天然ガス、原油、石炭全て含めて、

国内でエネルギーをどれほど自給できているのか・・

皆さんはどれくらいだと思いますか?

こんなクイズの問いかけもあり始められた、さがみこファームでの太陽光パネルの設置体験に昨日、子どもたちと一緒に参加をしてきました。


さて、クイズの答えはなんと


11.8%(2018年)


です。


OECD35カ国中の順位では、順位では、34位となっています。


エネルギー自給率が低いと、不安定な国際情勢などにエネルギー供給の安定性が脅かされる可能性があります。できるだけ元々2010年にはエネルギー自給率は20%あった日本ですが、さまざまな要因が重なり自給率が下がってしまっている状況で、今後さらに主に「化石燃料や火力に依存しない」再エネの活用比率を上げていくことが求められています。


再エネの比率は、どうしたら上がるのか・・ここが大変難しいところなのではと感じる部分ですが、再エネの普及には「コスト」がかかります。先に上げたような太陽光パネルを始め、水力もバイオも風力も、国民それぞれが生活をしていくのに十分な量の発電を行うことができる再エネ発電設備を設置していくには、大変コストがかかってしまい、例えば太陽光発電の固定価格買取費用がかさんで、2020年時点で3.8兆円に達しているということから、結果、それが一人一人が支払う電気代にも跳ね返ってきてしまう可能性もあるからです。(電気代が上がってしまっている理由は他に、原子力発電の停止に伴い火力発電の比率が高くなり、火力発電の原料である化石燃料のほとんどを海外から輸入するため価格が高くなるということもあります)


けれどここで考えなければならないのは、

それでは、電気代は安い方がいいのだから 国内で自給率も上がるし、原子力発電をどんどん再開させればいいのだ!

と、言えるでしょうか?ということです。


環境問題は経済と対比的に捉えられて語られることもありますが、

私はそれには懐疑的です。


というのは、「安い方がいい」「みんなが十分電力を使うためには必要だから」と、原子力発電を進めていった先には、経済活動を続けていくことなど到底できないような危機が生じる可能性があるということを、私たちは10年前に体験したからです。


当時長男を妊娠中だった私は東京にいて、

全国各地の知人から避難したほうがいいと連絡がありました。

私は仕事もあり家も都内で、避難はしませんでしたが、複数の友人知人や仕事仲間が少なからず関東や東北近郊から引っ越したことも事実です。


地元多摩市では、原子力発電所を地元地域にもつ方たちの現在の暮らしや産業について勉強会が開かれており、そちらにも参加して改めて想いを強くすることがありました。


経済的な理由や、活動そのものを否定するわけではありませんが、今週ちょうど「ゼロエミッション東京を実現する会」の方ともやりとりがありましたので、私の考えは改めて明示しておきます。国内の原発の再稼働や新規設置には反対の立場です。


昨日のイベントの中では子どもたちと一緒に、太陽光パネルの後ろに名前やメッセージ、絵を書いてから、設置体験まで行わせてもらいました。


再エネが普及しにくいことには、コストの他にもいくつか理由があると思っていますが、

「何をすればいいのか、取り組み方がわからない」という方がたくさんいることも課題の一つでは、と思っています。


再エネにはもちろん賛成で、クリーンエネルギーを使っていくような社会や未来に関心がある方は大変多いと思うのですが、

では実際に、毎日の家族との暮らしの中で自分たちで何かできていることがあるかというと、仕事や子育てに忙しかったりすると、なかなか取り組めていることが少ない、というのが現状の方も多いのではないでしょうか。


こちらのさがみこファームでは、小田原市のソーラーシェアリングと同じく、ソーラーエネルギーを発電しつつ、その電力を発電する場で同時に畑を作り、ブルーベリーなどの栽培を進めています。

ベリーの種類もどんどん増やしていく予定だそうですが、

将来的にはミツバチの養蜂も検討されているとか!

電力発電と休耕地活用をしながら、この場所がどんな風に発展していくのか、大変楽しみです。



ここ、自分も行ってみたい・・・

なんていう方がいたら、ぜひご連絡くださいませ。斉藤の友人枠で次回ぜひ一緒に足を運びましょう!もしくは、ファームを応援して会員になってくださることもまだできるそうです。


一緒に応援していきたいですね。



再エネ活用を伸ばしていくには、

電力だけ

の問題でもなく、

生活

食べ物

洋服

家族

全てにつながる、毎日の暮らしの問題だと捉えて、身近なところで取り組めるようにどんどんそのハードルを下げていくことが大切だと思っています。


引き続き東京都でもさまざまに提案や質疑を重ねてゆきたいです。


幅広いご意見もお待ちしています。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。