住宅困窮についての勉強会「住宅施策セミナー」に参加。

先日の土曜の話になりますが、

都市整備委員会や厚生委員会でもこれまで取り上げることの多かった、

住まい・住宅についてお悩みを抱える方々を支援する団体等の方々から、最新の現在コロナ禍における状況をさまざまお伺いする機会を頂きました。


「住宅施策セミナー」

会場で対面でも複数の方が参加されていましたが、

私はオンラインで参加をしました。


昨年からの住宅確保給付金の申請や給付の状況(都道府県別)をデータで明らかにしていただいたり、


DV被害者、

社会的養護出身の若者(児童養護施設の出身者など)、

外国人、

子育て世帯など、


住まい確保に困っている当事者それぞれの状況や、そのセーフティネットとされている制度に果たして当事者が満足につながることができているか、が研究されており、とても興味深く学びあるセミナーでした。


どの方々にも言えることですが、

住まいがない→就職できない・仕事に就けない→お金がない→どこにも定住できない・・

と、負のループにはまってしまうことになります。


また、定住できないとなると、住民票が得られずに、

住民票が得られないと、生活保護を申請することもできないということになります。


東京都でもコロナ禍でチャレンジネットによるビジネスホテル確保はありますが、そこでは就労支援を行うということとセットでホテルの部屋を提供しているということで、ここで支援していただける就労が例えば「工事現場の力仕事」などが多く、女性がここには繋がりにくいという課題も支援団体等からご指摘いただいてきました。


また、住宅政策本部所管の事業では「東京ササエール住宅」として民間賃貸住宅等を住宅確保用配慮者に向けて低廉な家賃でお住まいいただけるよう支援を行なっています。このササエール住宅(セーフティネット住宅)として登録していただける戸数も大きく伸ばしてきた東京都ですが、

その全ての登録住戸が、

身寄りのない

身分証や保証人のいない方を受け入れてくださるかというと、そうとも言い切れません。

セミナーでもご指摘がありましたが、

中には月額家賃30万円以上など、およそ住宅困窮者向けではないと思われる物件も登録されていることから、本来のセーフティネット住宅という本旨に添った物件ばかりではないということがわかります。


このセーフティネット住宅には東京都からさまざまな支援が行われます。

が、例えばそのうちの一つの家賃低廉化補助などに実際に取り組む区市町村も限定されています。

昨年11月の事務事業質疑と、本年3月の予算に関連した住宅政策本部への質疑でも取り上げましたが、例えば少額短期保険等保険料補助事業、という「入居者の方がもしも亡くなられた場合に、貸主に生じる損失を負担する少額短期保険の保険料を補助する」もので、特に高齢者等の入居に際しての貸主の負担軽減につながるものですが、まだこの事業に取り組む区市町村が墨田区、新宿区、豊島区の三区のみであるということが答弁からも明らかになっています。


制度が知られていないことや、

このような「取り組む区市町村を支援する」形の補助事業ですと、東京都の周知や制度構築をいくら進めてみても、実際に区市町村で事業を進めていただかないことには宝の持ち腐れとなってしまいます。


同じく、見守りサービス支援モデル事業についても制度はあるものの、大変限定的に取り組まれています。


さらに今後「大家さんを支援する」制度が広がっていくように、東京都には働きかけやより使い勝手の良い制度構築を、そして区市町村には予算確保と新規のセーフティネット住宅関連事業の取り組みをお願いしていきたいと思います。


東京都の新規感染者数も日々増加している状況が続いています。


まん延防止等重点措置の効果が限定的であるということはすでに私たちも想像していたことですが、緊急事態宣言要請や、早ければ週内にも決定の報道も見られるようになっています。

もしも更なる時短要請や休業要請などがなされる場合、最も影響が出るのは末端の被雇用者・労働者、パートやアルバイトの方達です。

飲食店等の時間を制限すれば感染防止効果があるとは言えない中で、

日中の時間の人数制限や徹底した感染防止対策を行なった店舗等への認証制度など、

他の自治体の取り組みなども参考にしつつ、都としてできる限りの対策を講じた上で、もし更なる時短要請や休業要請を行う場合は暮らしや命を下支えする給付金、また事業者や店舗等への補償についても考えていく必要があります。


住まいを失うということは、

暮らしの根幹である基盤を失うということに直結してしまう事態です。

都営住宅のコロナ禍で特に減収した世帯への住宅提供、

またセーフティネット住宅やチャレンジネットも総動員して、

住宅や住まいを失ってしまうという方々の支えになるよう取り組んでいく必要を感じています。


引き続き、幅広くご意見をお待ちしております。






斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

前東京都議会議員 斉藤れいなの公式ホームページです。