介護ロボットモデル施設、特別養護老人ホームの砧ホームに視察に伺いました

平成28・29年の東京都のロボット介護機器・福祉用具活用支援モデル事業に選定された世田谷区の特別養護老人ホーム、砧ホームに視察に伺いました。


介護現場の負担軽減と魅力向上のため、職員の方々が業務を効率化させることができるように、ICT活用のみならず、介護ロボットの導入が始まっています。

現在文教委員で机を並べる福島都議に頼み込み、一緒に視察に行ってもらいました。この施設はすでに昨年で年間100名ほど、今年度で200名以上の見学者・視察受け入れを行なっている施設でもあり、お忙しい中受け入れてくださったことに感謝です。


ロボット機器と一言で言っても、その目的や機能は様々です。

本日見せていただいたのは主に3つ、

シルエット見守りセンサ、見守りケアシステム、マッスルスーツ、です。


シルエット見守りセンサは施設内にwifi環境さえ整えれば、タブレット端末にこのセンサーが感知した情報を送ってくれる、つまり職員の方が画像確認のみで施設利用者の方の安全を確認することができると言うものです。

夜間などは、限られた職員数で約60名の利用者の方を見ておられます。その中で、例えばお一人の職員あたり平均9回、このセンサーのおかげで「実際に部屋に行って確認することをしなくても、利用者の安全を確認することができた」と言う効果があったそうです。

また、例えばご自分で立ち上がり車椅子に移動ができるはずの方が、転倒をしてしまうことが増えるなどの例があった場合は、このセンサーの画像を検証することでその原因を検証し、必要であればケアプランの変更も行えると言うことです。


ご説明いただいたのは、数ある介護ロボットと言われるものを「なんとなく使いそう、使えそうだから」と導入しても結局使わない、使えないことも多いそうで、この施設ではあくまでも「課題」をだし、その課題解決のための機器を導入する、と言うことを徹底されているそうです。

実際に導入されたことで、職員の方々が肉体的・精神的にどのような効果があったか、それはプラスのものかマイナスのものか、検証もされています。



次に見せていただいたのがこちら、見守りケアシステムです。

これは利用者のベッドからの転落転倒のリスクを回避する、利用者の体重移動を測って体制の変化を読み取り、設定した体勢変化の場合は知らせてくれると言うものです。

このロボット導入により、ベッドからの転落事故の発生件数は3割減少したということです。さらなる活用方法の改善によって、より効果が期待できる機器です。



最後にこちらが、装着型移乗介助ロボット、マッスルスーツです。

こちらはどうやらサイズがフリーサイズのもので、女性が使うにはやや大きいということでした。

マッスルスーツは主に排泄介助場面における、便座へのかけおろし・抱え上げ動作に伴う身体的負担、またはベッドの上でのオムツ交換・更衣介助に伴い中腰動作による身体的負担を減少するものですが、実際に使わせていただくと、確かに足から胴体の部分はしっかりと支えられる感覚がありました。

一方で、腕を使って作業をしてしまうとこのスーツの効果がないということもあり、このスーツを使いこなすまでにはある程度の実践や練習が必要だと感じました。

実際に、スーツがサイズがあっていないこともあってか、女性職員の方からはこのスーツの活用について、いくつか課題も指摘されていたようです。腰への負担は減るが大腿部や肩への負担が増える、などの意見もあったようです。男性職員からは好意的な感想も多いようで、今後はSサイズも導入されその効果を改めて検証していくということでした。


ご説明くださった介護部の鈴木部長からは、介護人材の確保の難しさについて切実なお訴えがありました。この施設は先日私が決算特別委員会で伺った「介護職員キャリアパス導入支援事業」にも対応されています。介護の職場で働く方々のやりがいが増し、負担が減るようなICT活用や段位制度活用へ、都としてもさらに事業者を支えていくように努めて行く必要があります。


鈴木部長、また職員の皆様、お忙しい中本当にありがとうございました。

他の施設へもこのような取り組みが広がっていくよう働きかけて参ります。

福島都議からも様々な視点で質問されていました。

写真右は、鈴木部長です。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト | 都民ファーストの会

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。