厚生委員会で福祉保健局・病院経営本部に質疑を行いました

今定例会から、厚生委員会の様子も動画で見ることができます。見たよ、という連絡をいただけることも。議会に直接足を運ばずとも、傍聴していただける仕組みができたのは素晴らしいことだと思います。


昨日は厚生委員会で質疑を行いました。

福祉保健局は報告事項として独立行政法人健康長寿医療センターの年に一度の評価書を出されたこともあり、私たち東京みらいで視察し現地にて感じたこと、話を伺ったことをもとに質疑しました。

特に認知症やフレイル予防についての介入研究等が区市町村の施策や職員研修にも多大に貢献していることを指摘しました。そして老年学の先駆者という強みを伸ばすことに成功されていること、外部資金獲得額はここ10年で右肩上がりに伸びていること、医業収益も上がっていることも。


また、高齢者を中心として入院患者を受け入れしていることから、一般の病院よりも複数科にまたぐ形で初日から連携して治療を進める現状がありこれは当センターの診療努力が数値に表れている部分も多いということ、一方で若い適齢期の職員が多く働いていることから、育休や産休の柔軟取得をセンター内で実現すべく各所で努力を促しているけれども、その分夜勤体制の構築や維持に大変課題を感じている辛さがあるということを伺ってきておりましたので、そもそも定数では限界がある、というお訴えをお伝えし、診療報酬の都加算や国への要望も行なっていただくことを求めました。

病院経営本部には、都立広尾病院整備基本計画案について質疑しました。


こちらは先日、南海トラフ等の大規模災害を想定して基幹災害拠点病院にもなっている静岡県立病院機構を視察してきた内容を踏まえ、発災時の防災拠点としての機能強化などについて伺いました。


現在も先日の関東地方台風の影響で被災された方々が、今でも千葉県各所で停電により情報やライフラインを絶たれた状態に置かれているという報道もあり、心からお見舞いを申し上げます。

災害が起きるということは今後は想定の中にいかなる可能性も入れておくべきと考えます。

特に広尾病院は基幹災害拠点病院として、発災時には通常の2倍の病床数を確保できるような余裕を持った設計や医療ガスの配置を計画されているということ、また消防対策本部の設置も見据えて院内をフレキシブルに活用できるよう設計していただきたいということ等のやり取りをしました。


さらに、昨今志の高い若い医療人材を招き入れるために各地の病院が大変な努力をされていることもあり、特に若い人材を呼ぶとされる臨床研究機能を持つハード・ソフト両面の強化をお願いしました。静岡県立病院機構の先端医学等には研修フロアや指導教授の研究室まで併設されていたこともあり、都立広尾病院もあえてこの人材育成にかかる部分は施設面でも強化をしていただきたいことを伝えました。


省エネルギー対策については、先日伺った鈴廣本社のZEBから学んだ地下用水の活用について質疑し、災害時の利用を最優先としつつもコストや効果を合わせて検討していくとの答弁をいただきました。地下用水が大変有効な熱源であり、夏は冷たく冬は暖かく、という特性を例えば空調システムにも導入している鈴廣本社では、冷暖房からくる特有の空気乾燥や体調不良も起きにくく、体にやさしい温度調節が可能となっていることからも、そして省エネ効果が大変高いということからも、ぜひ前向きに検討を進めていただきたいと感じます。


広尾病院の院内保育室については、ぜひ病児病後保育も含めて地域開放をお願いしたい旨の質疑をしました。地元市のみならず、港区や品川区、近隣市からも、広域的に利用できることが重要です。病児病後保育はその性質上、民間事業者も受け入れ児童数の設定と現実の児童数が折り合わない日も多く運営が大変難しいとも伺う部分です。都立病院にこのリソースがあるならば、ぜひ地域の中で活用していただけるようにするべきです。


最後に、多摩産材の活用について。

静岡県立病院機構は、木製のルーバーを設けて院内が大変暖かい印象でした。ともすれば冷たくなりがちな病院内に、地元県産材のヒノキを使われて加療中の人々に癒しを安らぎを与えていることから、都立広尾病院でも特にラウンジやカフェなど共有スペースには多摩産材の活用を検討していただきたく、これも検討するとのことでした。


数々の質疑の打ち合わせに何度も時間を割いてくださった、担当職員の皆様に心より感謝を申し上げます。

本日も委員会が開かれます。議案などに関する決定がはかられます。お時間のある方はぜひ動画をご覧ください。