介護予防のはなまる元気塾、多摩市の認知症グループホームを視察。「維持」が重要と知る一日。

本日は川崎市にある介護予防デイサービスのはなまる元気塾に視察と意見交換に伺いました。

伺った時は、実際に利用者の皆さんの活動真っ最中。

お一人お一人の姿勢がとても良く、安定したした動きをしていらっしゃるのが印象的でした。

「介護予防」と一口に言っても、高齢者施設や医療施設等でのその実施内容にはかなり違いがあるのだということがわかりました。


介護の必要な度合いを表す介護度は要支援1、2から要介護1〜5と、全部で7の段階に分けられています。

介護度が増すとともに、その方の支援にかかる公費が大きくなり、その方を支える人出も多くなる、と解釈することができます。


この時に問題は、施設や関係各所の皆様の「その介護度改善にかける本気度はどれほどか」という点です。


要介護と認定された方の運動能力を改善し、要支援にまで戻すことが良しとされるか否か。また、そうした介護度の改善や維持を行なった施設を、きちんと評価する仕組みが国にはあるかどうか。


はなまる元気塾ではこの「介護度の改善・維持」について、驚異的な「92.4%」が改善・維持をしたという実績を持っています。ちなみに平成20年度介護予防評価支援事業の調査において、東京都全体のデイサービスで改善・維持を図ることができたのは68.1%で、残る31.9%は介護度悪化という結果でした。



はなまる元気塾に寄り添い、地域の介護予防を応援してこられた吉沢章子川崎市議会議員もいらっしゃいました。この日トレーニングを主導されていたのは元気塾の小田塾長の奥様。お子さんたちも川崎の学校のお休みに伴い、会場を賑やかに盛り上げていました。


行政の事業についてもそうですが、

「やったかどうか」

「やろうとしたかどうか」

だけではなく、

「結果が出せたかどうか」

「実績が出せたかどうか」

にもっと評価指標を設けていくべきだと感じました。

強い想いを胸に、こちらの地域で全国的にも珍しい介護予防デイサービスを展開されるはなまる元気塾から大変多くのことを学ばせていただきました。



午後は多摩市連光寺のグループホーム、すみれの里へ。


こちらは認知症を持つ高齢者の皆さんが、大変積極的にまた自主的に、自らの生活を協力し合いながら営まれている様子を拝見させていただきました。


自宅にいると、むしろ

「座っていてね」「休んでいてね」

と、仕事を任されず、衰えていってしまう。

それが、こちらのホームでは洗濯干しや食器のかたづけ、メニュー決めや買い出しなどもできる人で分担し、無理のない形でシェアしながら共同生活をしています。


ほんの1時間ほど一緒にいさせていただいた時間の中で、入居されている皆さんの表情は大変明るく、豊かでした。

何度も何度も、「東京音頭」などを歌い始めてみんなで大合唱。

何歳になっても、認知症になっても、大好きな歌はみんな覚えているんですよ、と施設長の優しい笑顔はみなさんからとても愛され頼られていることがよくわかる暖かさでした。


図らずも、午前中に元気塾で伺ったことと同じく、

「維持をする」という言葉を何度も聞きました。

身体能力を、運動能力を、自分の意欲を、Quality of lifeを、維持するための努力やそれについてのお手伝いをするところが、この場所なんです。

そうおっしゃる施設長から、高齢者施設を展開してゆくために必要な、ICT活用などよりもまず大切な「人への尊敬」という点について、多くのことを学ばせていただきました。


お忙しい時間を割いて、誠にありがとうございました。

都議会厚生委員会に持ち帰り、議論して参りたいと思います。

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

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