厚生委員会質疑。児童虐待防止に向けた子育て支援、里親フォスタリング機関設置や新生児委託推進について。また、介護予防の成果を評価する仕組みについて、障害者の自立に向けた支援について等。

年に一度の事務事業質疑、自分は26問質疑を行いました。


厚生委員会の中でも福祉保健局と病院経営本部への質疑がありますが、この日は福祉保健局。


児童虐待防止に向けて、地域の中でよりきめ細かい子育て支援の体制ができてゆくことが重要であると言うことを訴えつつ、

切れ目のない子育て支援を目指す「ゆりかご東京」事業の中の、産後ケア事業の拡充について

産後の在宅子育てサポート事業の拡充について

虐待防止に向けたLINE相談について

これらの成果や今後に向けた方向性を伺いました。


また、今実際に何らかの理由で実親と一緒に暮らせないお子さんたちへ適切な代替養育を行き渡らせてゆくためにも、

社会的養育推進計画策定にあたり児童養護施設・里親それぞれの委託が適切とされる児童のニーズ数をしっかり調査していただくことを要望し、

現在東京都児童福祉審議会専門部会で検討中の里親フォスタリング機関はリクルートからマッチング、認定から委託後の支援までできるだけ一元的・包括的に執り行う機関となるようにと言うことや、

3年間のモデル実施の最終年度を迎える新生児委託推進事業はぜひ本格実施をしていただきたいと言うこと、またぜひ体制を強化して多摩地域にも一箇所新生児委託を行う施設を増やして取り組んでいただきたいと言うことを要望しました。

都からは、フォスタリング機関については可能な限り包括的な機関とするべきと言う意見も専門部会でも出ていたと紹介があり、検討していくと言う答弁。

また新生児委託推進事業も、現在の体制では一度に複数の委託候補のお子さんが現れた時に、間に合わずに里親委託へつなげられなかった例があったこともお答えがあり、今後方向性を検討していくとの答弁。


また、児童養護施設を出所した後の出所者の自立に向けた支援に取り組むべきとして、以前委員会でもジョブトレーナーの常勤設置などは申し上げたところですが今回は都道府県及び政令市に一箇所ずつ対処者等の支援の拠点を設置するべきとされている点に触れ、この設置の検討を求めました。


また、児童虐待と切っても切れない問題が困難をかかえる女性への支援、DV被害者等支援です。

先日視察した女性相談センターのお話にも触れ、厚生労働省でも検討している売春防止法をそもそも根拠としている婦人相談所のあり方について都としても早急に検討をし、区市町村との支援の連携について等協議を始めて欲しいと言うことをお伝えしました。


待機児童対策では、町田市で視察した送迎保育ステーションの活用推進に向けて。

保育資源を活かす、と言う意味でも、待機児童数の平準化を目指して、ぜひ区市町村をまたいだ運用に向けても検討を進めていただきたいです。


障害者の自立に向けた支援については、就労と住居、また放課後デイサービスそれぞれについて質疑を行いました。

就労支援では先日稲城市の就労継続支援B型に伺った例を出し、共同受注の取り組みを区市町村にさらに広めてゆくための都の取り組みについて。

住居については多摩市議会から10月4日に提出された意見書をもとに陳情者と意見交換した内容を紹介し、特に差別解消条例が制定された東京都において障害者への差別をなくすための事業者の合理的配慮を義務化している点について伺いました。

重症心身障害児を支援する放課後等デイサービスの事業所を増やしていくための都の取り組みについて。これらは多摩桜の丘学園をはじめとして都内特別支援学校の保護者の方たちから伺ってきた切実なご要望でもあります。


介護予防については先日川崎市のデイサービスを視察、意見交換した内容をもとに局と意見交換を重ねました。

介護サービス事業者が利用者の要介護度の改善に取り組むことを評価する仕組みについて、

また保険者である区市町村が自立支援・重度か防止に向けて取り組むことを都としてどう支援するか。

特に評価の仕組みについては「取り組んだかどうか」ではなく「結果は出ているかどうか」で判断するアウトカムを指標とするADL維持等加算をさらに事業者が取り組むやすくするよう都としての支援策を要望しました。


また、多摩市の動物愛護推進員やボランティアの皆さんから伺ってきた動物愛護推進員への支援や先日の台風19号におけるペット同行避難について。


そして、台風19号の避難所運営の話から端を発した、ホームレスへの支援や実態調査について都の取り組みがやや不十分ではないかと申し上げさせていただきました。

都の調査ではホームレスの実態調査は昼間のみ。起居の場所を確認することが必要なのに、昼間のみしか調査をしていないと言うのは筋が通りません。ホームレスには日中働いている人も、移動をしながら支援拠点を回っている人もいると言うことをお伝えしました。ぜひ現状を改めて確認し、適切な支援を行っていただきたいです。


今回は委員会終了予定は23時50分でしたが、それぞれ他の委員と重なった質問は省く、などの流れもあり22時半過ぎには委員会は無事終了しました。

隣の委員から、なんと過去には終了予定が午前2時50分と言うこともあったと伺って驚きました。


小さな子どものいる議員だけではなく、この委員会に関係する全ての都庁職員も含めて、この働き方ではなく改善できる運営の方法がないのか、都議会改革の観点からも伺ってゆきたい。開始時間を早める(現在は通常の委員会は理事会が12時半スタート、委員会が13時スタートです)、質疑が長時間に及ぶ場合は二日に分ける、などの可能性も含めて伺いたい。


この委員会に臨むにあたり、公私にわたり東京みらいの奥澤都議、森澤都議、またスタッフの皆さん、そしてやり取りを重ねてくださった福祉保健局の皆様には大変お世話になりました。

各視察を受け入れてくださった施設や事業所の皆様や、

貴重な想いを届けてくださった当事者の皆様にも感謝申し上げます。



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