東京都精神医療の要、都立松沢病院140周年記念講演へ。

都心にほど近い場所にありながら、広大な敷地に患者さんの療養に必要な自然環境や過去の資料を揃えた資料館も有している、東京都立松沢病院が昨日11月7日に創立140周年、移転100周年を迎えました。

厚生委員会所属の都議会議員として、ご招待をいただきましたので、記念講演に伺って来ました。

松沢病院に過去入院されていた方や、職員として働いていた方なども参加される中での記念講演は、これまでの松沢病院の歩みを短い時間の中にも垣間見せてくれるような内容でした。


かつて明治12年(1879年)に上野に創立された東京府癲狂院が松沢病院の祖とされます。

第二代の中井院長が開始した「無拘束療法」から松沢病院がいかに精神科医療における人権尊重を重視して来られたかがわかります。


1887年に就任した榊(サカキ)医長の「精神疾患を救うことはその人の権利を守ることである」と言う精神医療についての考え方は、今でも松沢病院の職員の皆さんに引き継がれていると言うことです。

精神医療というのは、ただ疾患を治すということだけではなく、

社会の中で失われている権利を守るべく、生活や暮らしへの支援も行うことが必要である。という考えです。



大正8年(1919年)には現在地に移転していますが、講演の中でも面白かったのは、

現在の斉藤院長から松本元院長へ、今「松沢病院のカルテ整理」をお願いされているということで、この旧カルテを設立当初に遡って読み解いていくことで、患者お一人お一人にとって院内で施した治療のいずれが助けとなったのか、ということがわかることがあるそうです。また逆に入院患者のメモから、当時の病院で人間性に欠けた処遇を批判するようなものも見つかることもあり、反省すべき点であるとお話をされていたことが印象的です。


常に患者さんの声を知る努力、そしてそれをさらなる改善へとつなげるための考察を行われておられるということがわかりました。



当時の写真や動画も残されているものが多くあります。

これらは病院敷地内の、日本精神医学資料館にて見ることができます。

ぜひご興味のある方は、足を運んでみてください。



斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。