稲城の濱陶器さんで、陶芸体験をさせて頂きました。
先日、息子と娘を伴い、稲城の坂浜にある濱陶器さんの工房にお邪魔をして、陶芸体験をさせて頂きました。
稲城焼という焼き物を、みなさんご存知でしょうか?
私は知りませんでした。
稲城市は遥か昔は海辺であったというその地の利を活かして、土の層の下層の方にある粘土を掘り出して焼き物にすることができるそうです。
こちらの濱陶器の主、濱住さんは、稲城市内で工事現場にご自身でかけあって、土を取らせてほしい、と願い出てこの稲城焼を作成してこられたとか。
ものづくりの情熱から生まれる作品の尊さを実感しました。
この日を楽しみにしていた息子は大興奮。
集中して、長時間にわたってろくろに向き合い、いくつも作品を作り出していました。
4歳の娘が、全く想定していなかったのですが土に触りものを作ることに喜びを見出したようで、全く私に交代してくれず、ずっとろくろの前で指南を受けていました。
右手と左手の少しの力加減で、壊れてしまったり、想像以上に大きくなったり細長くなったりを繰り返す陶芸ですが、私も生まれて初めてやらせていただいて、とても集中して「自分と向き合う」ような感覚に癒されるような気持ちになるほどでした。
焼き上がりはまだ先になりますが、とっても楽しみです!
濱陶器さんは、夏休みなどは地元の子供達をはじめ、たくさんの体験を受け付けていらっしゃるようですが、実は多摩の障害者就労支援施設で利用者の方に制作の指南を担当されています。
利用者さんの作った作品が売れると工賃として支払われるということです。東京都の障害者就労応援の取り組みである「クルミル」にもアートひまわりの製品として出展されていて、売上もかなりあるようで素晴らしいですね。
そこで教えていらっしゃる中で、障害のある方の、不安や悩みというような感情も、陶芸を通して安定されていくことを垣間見るようなお話を伺いました。
私自身も、短時間ではありましたが、同じく普段はあちこちに散らばりそうな自分の気持ちが一本化され、安定するような空気を感じられたので、ご興味のある方にはぜひご体験いただきたいです。
ぜひ、濱陶器の陶芸体験、お子さんから高齢の方まで、試してみて頂きたいです!
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