2020年。本年もよろしくお願いします。

昨年は大変お世話になりました。

また、大変災害の多い年でもありました。被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興と健やかな暮らしをご祈念申し上げます。


毎年恒例ですが、子どもたちと地元の神社に初詣に行きました。

下の娘も自分で歩いて階段を登ってくれるようになりました。神社の下の通りでは落ちているどんぐりが拾えて、最近よく見かけるたぬきさんにあげるんだ、と袋に入れていました。

昨年は都議就任直後に所属していた政党を離党して、まさに政治家としての活動のあり方を1から見つめ直し、築く一年となりました。


政治家って、自分で質問を書かないで誰かが書いたものを読み上げていていいんだろうか。

他党の取り組んできたことを自分のものとして宣伝していいんだろうか。

行政職員から、他の会派の質問をもらって自分のものにしてもいいんだろうか。

視察に行かずにパーティーや懇親会ばかり行っていていいんだろうか。

また、他党だからとその主張を頭から否定していいものだろうか。

選挙となると議会での発言とは違うことを街頭演説してもいいのだろうか。


これら全てに、よしと言えない自分がいます。

離党直後には気に入らないことがあっても少しぐらい我慢できないなんて政治家失格だと言われることもあれば、むしろよく勇敢に離党をした、無所属でも引き続き頑張りなさいと地元イベントでお声がけをいただくこともありました。


私が政治の世界に入ったのは、学生時代からの世間での圧倒的な政治不信と政治的無関心を感じ続けた上で、自分や周りの人たちが直面する課題が一向に解決されないまま、現実社会と乖離したところで政治が行われているということに強く危惧を抱いたからです。


私の子供は0歳児から待機児童で、2人目の子が初めての承諾通知をいただく昨年春までは毎月、高い認可外保育所の保育料は仕事を続けるための経費とは見なされなず税控除もきかないままでした。

自分も体験してきたいじめの問題は未だ有効に解決されているとは言いがたく、さらに潜在化して、またそれと関連して不登校となる生徒さんの数も増え続けています。

児童養護施設出身の若年女性・男性にとって社会に出てからの暮らしは本当に厳しいものがあり、自立支援施設にジョブトレーナーすら常勤化できていないのに、一方で政策効果も測られていない事業は数多く存在します。

多種多様な人たちで溢れる業界で長年仕事をしてきたからか、DV被害者は身近にも少なくないですが、行政の支援を受けるようになった人は皆無です。相談しても何もしてくれない、結局自分が悪いと思わされ放り出されるから。そういう声も聞きます。

Act Against Aidsというイベントに出演する以前から、LGBT当事者は多様性の国カナダ滞在中にも多く出会ってきました。一方で、国内では若い世代の当事者がカミングアウトもできず悩み苦しんでいる場合が少なくありませんでした。


他にも、教育のこと、医療や介護・福祉のこと、自然エネルギーのこと、防災に即したまちづくりのこと、一つ一つの分野での「こうなって欲しいのに、なぜならないのだろう?」という想いや声が、届いていないのではないか、届いているのにできないとしたらその困難が一体何なのかを突き止めて、乗り越えなければならないと感じるようになりました。


自分が都議になってからも、2年強でこれらの問題が劇的に改善されたとは考えていません。むしろまだまだ難題課題が多く残されていて、一歩一歩力強く粘り強く進んでいく必要があります。


議員になってしばらくは、これでいいのだろうか、本当にこれが自分の目指した政治の姿なのだろうか、と悩み苦しみました。数多くの方に相談をして、政治家としての先輩である国会議員や他党の地方議員、元議員の方々にも色々な考え方を伺いつつ、自分なりの答えが、自分が信じる人としての大切な部分を守らなければならないという点から、当初の所属政党の離党でした。自分の特に進めたい政策を進めるため、というよりも、広く長い目で見て、政治家としてこうあって欲しいと自らが願い、都民が願うであろう活動をしていきたいと考えた末のことです。


ゼロからの始動と言えるような状況で、奥澤・森澤両都議や支えてくれた全ての方に大変助けられました。議会の質疑等に加え、毎月のように視察や勉強会、意見交換会などを重ねて、12月には東京都に政策提言を行わせていただき、同志とも言える地方議員と大規模な勉強会を都議会で開催するところまでたどり着くことができました。まさに、厳しいご意見をくださった方も含め関わってくれた全ての方のおかげで、去年一年間で大変多くのものを築くことができたと感じています。心より感謝申し上げます。


本年は、その築き始めたものを損なわないよう、後退させないよう、失わないように

「実際に動き、実現させる」

ことを目指して行きたいと考えています。


私は今現在、政治家をやらせていただいてはおりますが、と同時に被災地復興や子育て支援・児童虐待防止などについては実践者=1プレイヤーでありたいとも思います。あくまでも目標であり、高すぎるかもしれませんが、自分が動くことで少しでも状況が良い方向に変わることがあるなら、動くことをやめないでいきたいと思うものです。


今年の漢字は「実」。

実践し、実現させられるよう、取り組んで行きます。

本年もどうぞよろしくお願いします。