産後ケア事業はなぜ広まらない?八千代助産院を視察しました。

会派の仲間と、文京区にある東京都助産師会館に行き、そちらにある八千代助産院(おとわバース)を視察させていただきました。


子育て支援において、産後ケアの重要性・必要性は言わずもがなですが、

特にここ東京都においては、妊産婦さんが実家が遠方にある方も多いという特別な事情もあることから、本当に早急に全ての区市町村で実施することが求められています。

子どもを産んだ後の女の人の体はホルモンバランスも不安定で骨盤はまだ安定せず、産褥期と言われる産後三ヶ月前後の期間はとにかく体を休めること、寝て起きて食べて、赤ちゃんのお世話をして、また寝て、といった風に、家事や仕事などを極力こなすことを抑えて過ごすべきであるとも言われます。この時期に無理をすると、のちに更年期と言われる時期に体調を崩しやすくなる、また精神的に安定せずに産後うつに陥ってしまう、などの危険性も高まります。


パートナーが完璧に家事等を担ってくれる、という方は問題がありませんが、実際にはそんなご家庭ばかりではありません。


むしろ、共働き家庭が増え、1人が出産でお休みする間はもう1人はさらに仕事に邁進しなくてはならないという想いを強くする方も多いです。

そうなると、家で残されたお母さんは自分の体を休めるどころか、ほとんど満足に寝られず、体を休められずに頑張りすぎて体や心を酷使してしまうことになってしまいます。


クリニックや病院で出産すると、早いと産後3、4日で退院することになります。一般的には6日ほど、帝王切開ですと10日から2週間ほどかかることもあります。

けれども、その退院後が、本当にお母さんにとって大変な時期でもあります。


体はまた満足に動かず、完全な状態には程遠いのに、

夜にずっと睡眠を取れる日はほとんどなく、ひっきりなしに赤ちゃんのお世話をしながら、自分と赤ちゃん、時にはパートナーさんの分も、炊事と洗濯、掃除をしなくてはなりません。


この時期はだんだんとお母さんになっていくために必要なことを学ぶという意味でも、とても大切な時期です。

実家や義理の実家などにお世話になっていたら、親や親族から口伝のように伝わることや、見せてもらえるやり方が、もしも近くにそういった環境がないと知識集めからやらねばならなかったり。


そんな時に、助けとなるのが産後ケアです。


産後ケアは、八千代助産院のような宿泊型の他に、訪問型や入所・デイケアタイプなど様々あり、東京都も事業に対する補助を行っていて今年度は都内33区市町村で実施しています。けれども、その実施の形は様々で、正直、こちらのような宿泊を可能としている施設型はそんなに多くはありません。


なぜ、この施設型が増えないのだろうか?

(ちなみに、区市町村が自ら施設型をたてて運営しているのは世田谷区のみです)

ニーズは確実にあるのに、どうして、、という想いを強くしていた私たちは、今回全ての疑問を助産師会館理事長にお伺いすることができました。

12月にも伺った産後ケア事業の充実についてですが、

今回の定例会でも取り上げていきたいと思います。


産後のお母さん、お父さんをサポートする体制作りは、

ひいては産後うつや児童虐待の防止、また第二子を忌避することの予防にもつながります。

なんとしても広げてゆきたいです。


八千代助産院の皆様、ありがとうございました!

斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。