虐待相談や通告件数が増加中。一方で、子どもと親のメンタルケアも急務に。

各種アンケートの実施と同時に、関係各所に3月の休校開始以降の児童虐待の相談件数や実際の通告件数を調査しています。


東京都は児童虐待についてLINE相談を受け付けております。



4月から、相談時間を夜の23時までと延長していることもあり、このLINE相談への新規登録や月間相談数が伸びています。

LINE相談は、まず友達登録が必要です。その登録をした上で、相談を投げかけると、返答が相談員から返ってくるという仕組みです。

  令和元年 7月       8月     9月     10月     11月     12月 (令和2年)1月   2月   3月   4月

友だち登録数 3,682   5,565   6,471   7,030   7,667    8,062          8,430   8,829  9,293 10,103

  増加数              1,883     906      559       637      395         368       399      464      810


相談事業がスタートしてから時間が経つにつれ登録者が落ち着いていたのが、今年の3月から再び増加数が増えていることがわかります。4月については、1月2月の倍以上の810人という登録者数でした。

また、実際に受けた相談件数が

3月509件、4月804件となっています。これも、4月に大変伸びていますが、これは時間を延長しただけとは言い切れない伸び率です。


このLINE相談に登録してくださっている方々は、「自分は困っていることがある」と自己認識があるという点で、自分自身をケアすることができる可能性もあると考えられます。本当に深刻なのは、こういった相談窓口にも繋がることができない、いろいろな理由で「孤立したまま育児をしている」方達の状況です。


実際に孤立し、母親や父親ご自身が様々な理由で追い詰められてしまった結果、暴言や暴力を家族や我が子へ向けてしまった、という事態が、この緊急事態宣言期間中にはより家庭内の閉じられた空間の中で悪化し発生する可能性が高かったと言われています。

普段であれば、お子さんの通う学校や保育所等で、先生が何らかのサインに気づき見守ることができていた例も、この期間はそれができませんでした。


警視庁によると、警視庁から児童相談所に通告をする、虐待通告の件数は昨年度比で1ヶ月あたり250件以上増えていることがわかりました。


【虐待通告件数】

令和1年 3月 553件   4月 564件

令和2年 3月 811件(前年度比+258件)   4月 825件(前年度比+261件)


これほどの通告件数の増加があるということは、児童相談所の人員がさらに多忙となる中で、業務過多による見落としなどへつながってしまいかねない恐れがあるということでもあります。


本来であれば、学校や保育所、児童館や公園等、普段の暮らしの中で小さなサインが生まれるたびに周囲からケアをされることで、子育て世帯は小さなお子さんたちを育て上げていくことができるはずです。子どもは社会全体で育てる、そういった標語を見かけることも少なくないはずです。


けれども、この休校・休園・登園自粛中の期間、子育て世帯は孤立を深めました。

私たちのとったアンケートでは、特に子ども同士が友達などとやりとりする術を持たない低年齢の乳幼児を育てる保護者などからは、その孤立した状況に日々親子が追い詰められていると切実な声が散見されました。


この期間中に、そんな孤立した親子に対して、学校や保育所、区市町村、東京都がしてくれたことは、決して十分な繋がりや支援であったと言えないと私は思っています。


自分ごとで恐縮ですが、

小学生の息子に対して小学校は、定期的に課題を渡してくれました。

保育園児の娘に対して保育園は、定期的に連絡メールをくださいました。

アンケート結果で頂いた声でも同様でしたが、

「電話」は3月から5月末の間でどちらも一度だけ、頂きました。それでもありがたいです。

それ以外の「訪問」などについては行われていません。周囲でも、行われているというところを聞いたことがまだありません。


来週から、学校や保育園が分散登校や登園がスタートするというところが都内でも多いかと思います。

すでに分散登校が始まっている地域もあります。

その中で、とある保護者の方からこんな話を聞きました。

ご兄弟もいて、親が隣でつきっきりで見てやることもできず、なかなか課題を家で済ませられていなかったお子さんに対して、新しい教員から「このままじゃまずいね。学校始まったら大変だね。まずいよ。まずい。」と、連呼をされてしまい、一緒に聞いていた親ご自身が身につまされてしまい、申し訳ありませんでした、と頭を下げて帰宅されたということです。

これは、教員の方にとっては何か励ますつもりの言葉だったのかもしれないですが、通常の大型連休や長期休み明けともまた異なる、非常事態の休校明けに、生徒さんを否定し不安にさせるような言動は極力謹んでいただきたいと切に願います。

「こんなことはできて当たり前」という感覚が、通常の学校生活であれば普通だとしても、今このときは各家庭の中で「当たり前のことができなくなっていることもあるかもしれない」と、考えていただく必要があります。


子どもたちにとって、今の状況はそれはそれは大変なストレス続きの日々である可能性もあるようです。学校明けに、そのストレスが噴出する恐れもあります。


こちらは、日本精神神経学会が発表したメンタルケアのサポート支援についての提言書です。

��p�y�����h�q9��3鏒uHoLp �s��N�N�RB���N��ڱ1�)%��b@ �� �;�?�N�,� ��VA�QUƧ�Q!(C@�K�iۚ�"���� \ߕ��[R��`�HB�5dl2������y��d ^��9����x��К%�/��9��9+���5��C[>�D����:,���/���K����󈢖���i]v�M���k8;E1%�[n]ÙP,=;"]T�j(�8��pg-n�:��B4���X�w;�ȯv�ŀ��b��� ���t�4�o���� ��K���������xŐ)���6bwM����'R�3e n���f'��Lս��ŁWA�C6� �����"�V��V5�T�������U�u��|X����I~�:4ԟp('��Q~�s@�(��ĬJ0V/I9\�'��k������PH�LpPG�a�5$�X�s�5��V��� �Yp�G�I^����ko�.����5u� /�_�X��x˪�#�7 �)�����}1~W��F'����a$v��Pr.x�p^C�q1.��d��Fұ�����>p Rw�IvΚ �,�����ܭ��(-^�� �Ǡ\Ǫx�>7�{K8��p�%��������]���~�`�X�s���C��<羀;�l�z�,�<�U��Q=�H�[��*�AxCu���E�O�W$��kL�%����B���� �N��me��n�" /�=��y�Z�5�������|�6�.0�v�˸�ds�V�?���� �eT�8���/��Vp���pe�T�`��C0 �Il��h��XE?u�|w��k�ܑ�Gw��s�0���`��O�bAj�%���Ǎ��_�7���-���������-��e2���Wt�����92w�p �]������ �wUs�5ā޺j�K`"�-!@�Aơ�X!�Jޖ|��J8�1�a����p0zW��:�CrTq�e��4 ��8��r��ڜ��ߍ���l�CM�� �Bn�**�<�e {x3Jn�"ذL�����UYh���q��a��

www.jspn.or.jp

長いですが、特に学校関係者や保育関係者など、普段から子どもたちに接する場にいる方たちには、お子さんたちの登校再開について慎重に対応し、子どもたちのストレスマネージメントに関する心理教育を提供していただきたいということが書かれています。


今、これはゼロからのスタートではなく、子どもたちにとっては、マイナスからのスタートとなる可能性もあるということを受け止め、学校の教員の皆様や、保育関係者の皆様には、生徒たちが例えば「後戻りした」ように見えても、大きく構え、大丈夫、みんな同じだから一緒に少しずつやって行こう、と声をかけていただきたいと思います。


子どものメンタルケアに加え、保護者のメンタルケアをいかにしてサポートしていくか。今回の都議会の中でも奥澤都議の一般質問でこの辺りにも触れていきます。


ぜひ、ご意見等ありましたら、お寄せください。



斉藤れいな(さいとうれいな)公式サイト

東京都議会議員 南多摩選挙区選出 斉藤れいなの公式ホームページです。