今の状況が三月下旬とどう違う?第二波ではない、その心は。

今週は1日あたりの陽性者数ががだんだんと増えてきており、マスコミ報道などでも第二波への予兆ではないか、という懸念を伝える内容のものも散見されるようになりました。


今の東京都の状況は、都知事いわく「急激な感染拡大の局面にはなく、第二波ではないと専門家から言われている」という事です。

一体どういう事でしょうか。


今日は54名の新規感染者のうち、濃厚接触が21名、調査中が33名となっています。調査中のうち12人が夜の街関係、と知事は発言しました。


以前からブログにも書いているように、濃厚接触者は感染者との濃厚接触があるという事で検査をし陽性が判明したと思われる方達であり、この割合が高ければ高いほど、「感染状況はある程度追うことができており、市中感染は広がっていない」と考えることができると思われます。

ですが、本日でいうと感染経路不明(調査中)が61%となっており、こうなるとこれまでの感染者の濃厚接触者を追うだけでは感染拡大防止は困難であると言わざるを得ません。


一方で、今週の感染者数増加は3月下旬の頃のそれと数値は似ていますが、同じ種類のものではないという専門家や都関係者の発言も相次いでいます。

それはそもそもの「検査母数」が異なり、3月は特に発熱や咳などの症状がある方を優先的に検査につないでおり、大変少ない検査母数に対して陽性率は20%を超える日もあるほど、状況は逼迫していました。100人に検査をしたら20人以上が陽性とされ、陰性者が70人ほどというほどの状況です。

現在は検査母数が2000ほどまで増加しており、毎日の検査の中で陽性者が出る割合、陽性率は2%前後を推移しています。40人の陽性者が出る一方で、1500人ほどの陰性者がいることがわかっています。

検査体制が10倍以上に強化されていることと、

それにより現在は発熱や咳のない無症状の方々への検査も行うことが可能となっていることから、「3月下旬と状況は違う」と説明する関係者が多いのだと思われます。


また、陽性者のなかに「無症状感染者」が多いことから、医療体制にいまだ余裕を持って感染症対応を行うことができていることも、都関係者が即座に自粛再要請などを行わないとする理由の一つと考えます。

今週の新規陽性者のうち、重症患者は0名となっています。

気温や湿度によりウイルス感染はしても重症化しにくい可能性がある、と一部有識者の話もありますが、いずれにせよ現時点で東京都内の重症患者数は19名、入院患者数は218名であり、5月冒頭の1割〜2割程度となっています。


それでも、やはりコロナウイルスはただの風邪ではありません。

少しの油断が、重症化に繋がる恐れもあり、今現在大変厳しい状況にある方もおられます。闘病中の方々の、1日も早い快復を心より願うばかりです。


東京都は検査・医療体制の強化に、他の事業を抑制しつつも全力で取り組んできました。

けれども今現在、無症状のまま感染をしている可能性のある方が、何の感染防止対策も取らずに出歩いて日常を送っていった場合、強化した検査・医療体制の限界を超えて感染者が増えてしまうかもしれない恐れがあり、人に会うときや一緒に食事をするときは、改めて「自分は無症状でも感染者で、相手にうつすかもしれない」と想定した上で、感染防止対策を取っていただきたいと思います。


学校や保育園を始め、皆様のお仕事もだんだんと日常のあり方に近づいている時だからこそ、さらに気を引き締めて過ごして行きたいものです。


さて、今週は都内で痛ましい幼児の死亡事件があり、保護者が逮捕されるということになってしまいましたが、その自治体のみならず、全ての区市町村で改めて「子育て支援は十分に行き届いているか」を検証する必要性を改めて感じた次第です。


明日、15時から、児童虐待のない世界を目指して、というテーマで議員と当事者・支援者のオンライン討論会に都議として出させていただきます。

もしご興味のある方は、ぜひご覧ください。

様々な解決策を、皆様と一緒に考えて行きたいと思います。



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