多摩消防署の新庁舎を視察。明日から新庁舎事務開始です

先週の報告になります。

東京消防庁の多摩消防署・新庁舎が永山駅から徒歩2分の諏訪一丁目の地に完成しました。

本来なら披露式典などで市民の方にも見ていただける機会があるはずだったのですが、今回コロナの関係で式典は取りやめとなり、視察のご案内をいただきました。

私の方で見てきた様子を報告させていただきます。


新庁舎は地上五階建で免震構造建築。

市民の方が防災教室などで講習を受けられるスペース・教室もあります。


屋上には太陽光発電設備(8kw分)がありますが、残念ながら蓄電池はないとのこと・・。

この写真にはない部分のテラスに、緑化スペースなども。

建物の裏側が訓練施設になっています。が、「消化訓練」に加えて「低所・高所の救助訓練」なども可能な訓練等が設置されている、充実した設備は多摩地域でもかなり貴重な資源となりそうでした。


地下の免震構造は耐震構造よりもさらに地震の時の震度の揺れを3分の1から5分の1に低減できるとされています。

初めて、地下部分のゴムを見せてもらいましたが、その大きさに圧倒されました。

定期的にこのゴムの交換等を行うということですが、この建物全体がこの複数の巨大ゴムに支えられているというのが不思議なようにも感じられました。

この新庁舎の中にはそして、

訓練室や都民相談室・防災教室などの他に、

「家族待機宿舎」も併設されています。


震災・水災などの大規模災害発生時の初動態勢を強化するために、駅近の新庁舎内に隊員が小さなお子さんがいる場合なども入居できる環境を整えています。


また、隊員の女性・男性それぞれにスペースを分けた上で、仮眠室も。

この後、ここに感染防止対策を施していかれるということです。

消防の東京ルールについて前回のブログにも書きましたが、今回コロナ感染症対策の始まった今年の3月以降、救急隊による医療機関への受け入れ要請(または選定開始)から20分経過しても搬送先の医療機関が決定しない事案は昨年度に比べて大きく増加していることがわかりました。



コロナ陽性疑いの患者の方を搬送するにあたり、消防や救急に求められる感染防止対策にかかる現場のご苦労や負担についても話を伺いました。

折しも、熊本では大変な豪雨により甚大な被害が出ており、被害を受けている地域の方々の生命の安全が守られることを願って止みませんが、今後東京をはじめ日本全国全ての地域で、水害や首都直下型地震等の災害への備えと新型コロナ感染症対策の両輪が求められていくことになります。


感染防止対策や、消防・救急・医療・行政の情報共有のあり方、また水害対策として既存ダム活用に加え下水道(流域下水道)の処理能力向上など、果たさねばならない防災対策は山積しています。

会派でも議論と現地視察などを重ね、さらなる東京都への要望や提言を行って行きたいと思います。