分かれた東京と大阪の対応。4連休は外出自粛を

都民の皆様には長らくの行動制限のご協力に頭が上がりません。

昨日、東京都で第三回モニタリング会議が開かれました。


前回よりさらに接触歴等不明者の数が増加しているとともに、

注意すべきは医療提供体制の状況が悪化していることです。悪化していることです。入院者は先週の1.4倍となり、確保できている1000床に651人の方が入院をしている状況です。

現在東京都は再び、入院医療体制の強化に向け

軽症・無症状者向けにホテル確保を進めています。現段階では3施設ですが、今月末までに現在申請のある10事業者との契約を締結するとしています。

また、病床の確保も急いでおり、重症者用100床、中等症用2700床の確保の準備を進めています。


前回の専門家コメントにもありましたが、やはり今回も、高齢者施設、保育園、幼稚園での感染が見られており「施設内での徹底的な感染防止対策が必要」とされています。


さて、この施設内のクラスターがそもそもどれほど発生しているのか、またその施設の対策は不十分であったのかどうか、その辺りを厚生委員会質疑に関連して担当局に伺ってみたところ、施設内で複数の感染者が生じている場合でも、その感染の始まりは利用者等の家族からの家庭内感染であったことなどもあり、クラスター認定がなされていない施設もあるということや、また複数の感染者が出ている施設はほとんどが「十分な感染防止対策を行っていた」ということです。


これは大変難しい問題ですが、例えば保育園などでは園児と園児、または園児と保育従事者の「距離を取る」ことが非常に難しい中で、検温の徹底やマスクの着用などの感染防止対策を取った場合でも、仮に家庭内感染をしている状態の園児がいた場合そこから他者への感染の防止を徹底することは大変困難と言わざるを得ません。

日本小児科学会も声明を出しています。

保育園や学校などで施設側が対策を徹底したとしても、感染者が施設内に生じてしまった場合、それを完全に防ぐことは難しいことが指摘されています。

また、感染者が責められてもいけない、正しい知識や認識を持てるように、との警鐘も。

今は国のガイドラインに沿って、すべての事業者や民間会社等、また商業施設や飲食店も含め、それぞれに感染防止策を取ってくださっていると思います。が、残念ながら対策を徹底したとしても、それは完璧とは言えない可能性があることを想定して一人一人が行動に気を付けていく必要があります。マスクをしているから安心、検温と消毒を徹底している施設だから安心、とも言えないのが新型コロナウイルスの怖いところです。


今回、連休を迎えるにあたり、東京都と大阪府でそれぞれに大きな感染者数の報告があった中で、東京都では知事が都民に外出自粛を呼びかけ、大阪府では徹底した感染防止対策を取った上で外出自粛は要請しないと、対応が大きく二つに分かれました。

大阪は独自の第一波対応策の効果検証を行ってきていると聞いていますので、それなりに根拠があってのことだと考えますが、私は東京都の医療提供体制や行政の逼迫しつつある状況を大変憂慮する想いから、東京都の知事発信に賛同します。東京都ではこの7月に大きな組織改編などがあり新たな体制で情報集約や新型コロナ 対応へ邁進してゆこうとしている最中ではありますが、求めている様々な対応の検証については未だ行われていません。けれども実際に多くの犠牲をしいたとはいえ、多くの都民の方の行動制限や外出自粛により、一時は広がった感染者数を5月中旬には一桁台にまで抑えることができておりました。それはひとえに、皆様の我慢と努力の賜物でした。

私自身も、この連休中の街頭活動などのスタッフを集めた活動をすべて中止としました。

とはいえ、この連休にもともとお仕事のある方もおられると思います。大切な顧客を待たせている、生活のために仕事をしなくては生きていけない、自分の仕事は休めない、雇っているスタッフの生活のためにも仕事を中止にはできないという方ももちろん多くいらっしゃいます。仕事、業務やどうしてもはずすことができないものについてはあらかじめ感染防止対策を講じた上で行って頂きますようお願い致します。


厚生労働省が、家庭内感染についての注意すべきことをまとめています。


最近都内の新規陽性者の中にも家庭内感染で感染したと思われる人が大変多くなっていると伺います。

この通知にあるように、感染が疑われる人がいる場合は家庭内でもマスク着用、部屋を分ける、共用部分の消毒などができればいいのでしょうが、これがすべての家庭で現実的に取り組めるか?というと、大変難しいということも感じます。特に東京都内の住宅事情は全国よりも手狭なスペースで、限られた寝室に親子や家族・兄弟が一緒に寝ている例も決して少なくありません。


インフルエンザなどでも、例えば小さな子どもがうつった場合家族などにうつる可能性は大変高いです。その逆も然りですが、家庭内感染をいかに効果的に防いでゆくための対策を支援していけるか、が今後の重要なポイントにもなってくると感じています。


この4連休は、繰り返しになりますが、仕事やどうしても外せない用事以外では外出の自粛をお願い申し上げます。


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